アオバズクは夏鳥で、私の住んでいる地方では、そろそろ梅雨になるかな〜という時期にヒッソリやってきて、梅雨が明ける頃にヒナが孵ることが多いです。名前の「アオバ」は、「青葉が茂る時期にやってくる」という意味なのでしょうか。ちなみに、「ズク」は漢字で「木菟」と書き、フクロウ類の総称を指します。
アオバズクは大木の烏鷺(ウロ)や樹洞に巣を作ることから、神社などに昔からある大木をよ〜く探してみると居たりします。

アオバズクは雌雄同色なので、オスとメスの見分けがなかなか難しいのですが、オスはクチバシの両サイドが白くなることが多いです(そのような理由から、この写真はメスと思われます)。
アオバズクはフクロウ目フクロウ科に属します。食物連鎖の最上位に位置する猛禽類です。そのせいか、アオバズクの目つきは鋭いです。
でも、よく見ると、頭が「てろ〜ん」として、かわいいですね。胴体のシマシマ模様は他のフクロウ類との違いが顕著な点です。
アオバズクは夜行性のため、昼間はおとなしくて木の上でジッとしている(半分寝てる?)ことが多いのですが、夕方から夜になると一変して活動的になり、「ホゥホゥ、ホゥホゥ、ホゥホゥ・・・」と連続して一分間ぐらい鳴きます。この鳴き声で「あ〜、アオバズクきたなぁ〜」と分かります。活動範囲がわりと広いため、夜鳴いていた場所に昼もいるとは限りません。
昼間にアオバズクを発見できると、その周辺に巣があることが多いようで、継続して観察することで、幼鳥を見ることができるかもしれません。
アオバズクの幼鳥は頭をくるくる回したり、脚を上げてみたり、とてもかわいらしいです。
←木の高いところにいた
幼鳥
アオバズクは私にとってたいへん思い出深い野鳥です。というのは、多くの野鳥に巡り会うためには、生態をよく知ることが重要であることを教えてくれた鳥だったからです。
バードウオッチングを始めたばかりの頃、野鳥図鑑でアオバズクのことを知りました(その頃は、ハト、スズメ、カラスぐらいしか知りませんでしたが・・・)。その図鑑によると、「神社の大木によくいる」と、いかにも簡単に書いてあります。こんなに迫力のある野鳥が本当に近所にいるのか? と、かなり半信半疑でしたが、出没する時期がピッタリだったので、早速、翌日アオバズクのいそうな場所を丁寧に捜索してみたところ、本当にいたのです!
それ以来、野鳥の出没する時期や場所、生態にあわせた観察を試みるようになり、いろいろな野鳥と巡り会うことができるようになりました。野鳥の生態を知ることで、「この環境であれば秋にこの鳥がくるはず」のように、予想をたてることができるようになり、その予想通りに野鳥を発見できたとき、なんだかとてもうれしくなるものです。
皆様の周りに、アオバズクのいそうな場所はありませんか?
| 和 名 |
青葉木菟(アオバズク) |
| 学 名 |
Ninox scutulata (L29cm) |
| 撮 影 日 |
2002/7/21 (F2.8, 1/2) |
| 撮影場所 |
都立水元公園 |
| タイトル |
Grace at ... (Photo: Moz) |
| カ メ ラ |
Nikon E995 with Vixen Geoma 65A × 25 |