モズは春から夏にかけて涼しい山に移動するのですが、秋から冬の間は里で生活します。
秋になり少し涼しくなると、近所の畑や公園で「ギチギチ・・・」とモズの鳴き声が聞こえてきます。私の自宅の周りでも、9 月後半から鳴き始めました。
モズの雌雄の区別は比較的容易です。目の周りが黒いとオス、薄いとメスです。また、メスの胴の羽毛は鱗のように見えます。
この写真は♀
どことなく
優しい顔つき・・・
この時期「ギチギチ・・・」とよく鳴くのは、縄張りを主張するためと言われています。里に下りてきたばかりの頃は,まだ、はっきりとした縄張りが定まっていないので、お互いに縄張りを主張し合うのです。こうして、だんだん縄張りが明確になっていきます。この鳴き声のことを「モズの高鳴き(たかなき)」と呼び、秋の風物詩の一つです。
モズの縄張りは非常に明確です。自分の縄張りに他のモズが入ってきたら猛烈に追い払います。面白いのは、秋冬は繁殖期ではないので、オスもメスも関係なく、例えば、オスの縄張りにメスが入ってきたとしても、オスはすごい勢いで追い払います。
モズは明確な縄張りを持つという習性を知っていると、「以前ここでモズを見たな〜」ということを覚えておけば、後日、同じ場所で待っていると観察できる可能性が高いです。
モズは昔から私たちの生活によく親しまれていたようで、多くの習性がわかっています。特徴的なのが「早贄(はやにえ)」と呼ばれる行為です。木の枝や有刺鉄線などにバッタなどのエサを刺しておきます。どうしてこのような習性があるのか、実はよく分かっていません。
・食べきれなかった余った獲物
・縄張りであることの主張
・冬場えさの少ない時期への備え
など諸説ありますが、どれも今ひとつ決め手に欠けます。
この写真は♂
目の周りが黒いです。
モズは漢字で「百舌」と書きます。これもモズの特徴をよくあらわしています。モズの鳴き声は多様で、よく他の野鳥の鳴き声をマネするため、「たくさんの舌を持つ」という意味であてられた漢字です。
さて、今年はいくつの縄張りを見つけられるのか、いまから楽しみにしています。
| 和 名 |
百舌(モズ) |
| 学 名 |
Lanius bucephalus, L20 cm |
| 撮 影 日 |
2002/12/22 (F5.1, 1/30) |
| 撮影場所 |
都立水元公園 |
| タイトル |
My favorite post (Photo: Moz) |
| カ メ ラ |
Nikon E995 with Vixen Geoma 65A × 15 |