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2008.06.25|野鳥 春夏秋冬

セイタカシギ:自宅周辺にやってきた!

バードウオッチングを少し続けていると、観察した野鳥の種類を増やしたくなるものです。日本で観察できる野鳥は約 600 種類です。ずいぶん多いように感じますが、これは、日本が南北に長く、多様な気候であること、また、特定の島でしか観察できない珍しい種も含まれているためです。ちなみに世界では約 8,600 種類の野鳥がいるそうです。
 
私の住む関東地方ではどれくらいの種類が観察できるかというと、300 種類ぐらいと言われています。普段生活する中で、それほど遠くに移動せずに観察できるのは 100 種類ぐらいです。意外に多くの種が観察できると思いませんか。
 
生涯で、どれくらいの種類の野鳥を観察できたか一覧表にしたものを「ライフリスト」と呼んでいます。私のライフリストは 150 種類ぐらいでした。100 まではどなたでも達成できると思いますが、そこから先はなかなか延びないものです。できれば倍ぐらいにしたいなと常々思っています。
 
観察できる種を増やすためにはいったいどのようなことができるでしょうか。私の場合、フィールドワークと情報交換です。
 
フィールドワークとは、自宅の周辺をジョギングしながら、木の植生や池の広さ、小川が流れている所などをよく観察しておき、野鳥が生息しそうな場所をあらかじめ見当をつけておきます。一方では野鳥図鑑で生態を調べておき、野鳥が来る時期を見計らって丹念に調べてみることにしています。これまでにも、図鑑で見たキレイな野鳥探して、本当にいたことが何度もありました。また、野鳥好きの人との情報交換により、これまでずいぶん多くの種を観察できました。
 
先日、野鳥好きの人から、「近くの調整池にセイタカシギがいる」との情報を入手しました。セイタカシギは、最近、東京湾などで観察できるようになりましたが、観察できるのは沿岸部が大半で、住宅地の調整池にいるとは想像もできません。
 
セイタカシギの特徴は、その名の通り、長い脚です。色がはっきりしていて脚が長いため、その姿はとても美しく、「干潟の貴婦人」(ちょっと表現が古いかも・・・現代風に言うと、干潟のセレブ?)と言われます。
 
以前、図鑑でその美しい姿を一目見ただけですっかり魅了されてしまい、どうしても写真を撮りたくて、撮りたくて、撮りたくて、自宅から片道約 30 Km のところにある干潟まで自転車で行って撮影してきたこともありました(望遠鏡とカメラを背負ってのロングライドは辛かった・・・自転車ネタは Alex さんのコラムへどうぞ )。
 
そんな魅力的な野鳥が、なんと、自宅からそれほど離れていない調整池にいるとのこと。情報を入手したのが木曜日。土曜日に撮影に行くことにしたのですが、土曜日の朝が待ち遠しいことといったら・・・
 
土曜日の朝、早速撮影に行きました。情報通り、確かにいました。しかも、番い(つがい)らしく、2羽もいました。一羽が移動すると、もう一羽も寄り添うように移動します。
 
セイタカシギ番.jpg
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「ここで営巣してヒナの写真まで撮れちゃったらどうしよう」と小躍りして喜んでいたのもつかの間、翌日にも撮影に行ったところ、もういなくなっていました・・・
どうやら、営巣地へ移動するための中継地点として、調整池で数日間休憩していたようです。
 
通常セイタカシギは干潟などの沿岸部にいて、貝やカニ、ゴカイなどをエサにするのですが、調整池では何をエサにしていたのかたいへん気になります。カエルやオタマジャクシはたくさんいるので、もしかするとこれらをエサにしていたのかもしれません。
 
環境省発表の『レッドリスト』(絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト)平成 18 年版では、セイタカシギは ランク EN から VU に変更されました。ちなみにランクの意味は次の通りです。
 
 絶滅危惧 IA 類(CR):ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種
 絶滅危惧 IB 類 (EN):IA 類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種
 絶滅危惧 IIB (VU):絶滅の危険が増大している種

つまり、危機度が一つ下がったことになり、回復傾向ということで、喜ばしいことですが、
同じ  VU にランクされている野鳥を例に挙げてみると、

・アホウドリ
・アカヒゲ
・タンチョウ
・ナベヅル
・ライチョウ
 
などで、どれも、今日ではそれなりに珍しい鳥ではないでしょうか。
来年は、ぜひ営巣までして欲しいな と、密かに願っています。
 
 
追伸:諦めきれず、その翌週に再度確認したところ、
   一羽いました! 営巣の可能性が・・・(*^^*)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
和  名 丈高鴫(セイタカシギ), L37cm
学  名 Himantopus himantopus
撮 影 日 2008/6/14 (F2.7, 1/60)
撮影場所 千葉県流山市
タイトル red, long, leg (Photo: Moz)
カ メ ラ Nikon E995 with Vixen Geoma 65A × 15



Commented by ROSA at 2008.06.25 23:11

足、長いんですね~
なんだか園芸での植木鉢に刺して飾るもので
見たことがあるような気がします(違うんでしょうが)
番でいるんですね♪
おしどりもそうですが、
前にこちらで読ませていただいたEssayにも
書かれていましたが
鳥って番でいるんですね♪
ウ・ラ・ヤ・マ・シ・イ・・・ことです。
人間なんかよりずっと一途でいいですね♪いいなぁ・・・

Commented by Moz at 2008.07.01 12:12

ROSA さん、コメントいただきありがとうございます。
野鳥がパートナーを選択する基準はなんなのだろう? といつも不思議に思います。
観察していると個体差があまりないので、人間のように、見た目で個体を区別しにくいからです。
多分、野鳥同士では区別できてるようなのですが、、、(種別によってはパートナーが毎年同じだったりするので、区別できているはず)
野鳥って面白いですね。

    

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