第102回 北アルプス・白馬岳主稜|ビデオリサーチ スタッフブログ集

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第102回 北アルプス・白馬岳主稜

 5月初旬に、北アルプスの白馬岳(しろうまだけ2932m)に登って来ました。今回は冬の積雪期のみ登れるバリエーションルートの白馬岳主稜を使いました。このルートは長く美しい雪稜帯が有名で、日本でも屈指の人気バリエーションルートです。この季節はまだ積雪が数mあり、12本爪アイゼンやピッケルの冬山装備が必要です。本来12日で11時間位の歩行時間を掛けるところ、翌日の天候悪化の予報もあり、日帰りで8時間歩行の超ハイスピード登山となりました。
しかし、快晴・無風に恵まれ美しい景色を堪能できました。
 
登山口の猿倉からすでに残雪がありアイゼンを装着しての登山開始です。歩き始めの早朝3時半は雪面が凍結していました。2時間程歩くと、うねるように連なる雪稜帯の始まりです。全部で8峰あるようです。

「連続しうねる雪稜の峰」
yama102 1.jpg
 
白馬主稜ルートは日本三大雪渓として有名な、白馬大雪渓の取り付き口から逸れ、いきなり山頂に突き上げる最短ルートです。そのため斜度が急で厳しい登りの連続になります。

「厳しい登りの連続」
yama102 2.jpg 
山頂までは左右が切れ落ちた長い雪稜帯です。左右どちらにも滑落しないように慎重に登っていきます。前方には先行するパーティが見えます。

「長い雪稜の直登」
  yama102 3.jpg

冬の白馬主稜でしか見られない美しい光景です。自分たちが登って来たルートにトレースが残りとても感動します。そして自然の中に溶け込むようで、本当に心癒されます。

「歩いてきたルートの美しい雪稜」
yama102 4.jpg
 
稜線の左側には白馬三山のひとつである杓子岳(2812m)が、直ぐ近くに迫って見えます。杓子岳が横に見えてくれば山頂も近づいて来ます。

「杓子岳」
yama102 5.jpg
 
左端の白馬岳まで雪稜が山頂へと続いています。山頂直下の最後の壁に備え、息を整えながら登って行きます。

「山頂直下を見上げる」
yama102 6.jpg
 
山頂直下は60-70度程の絶壁です。登っている間はほとんど垂直に感じます。距離は60m程あり白馬主稜のなかで最大の核心部です。パーティごとに登る順番を待つため1-2時間待つ事もあるようです。我々は少人数のパーティのため間隙を突いて、体力を振絞り一気に登りきりました。山頂からは雪庇が張り出しており、雪庇を切崩して稜線へ出ます。振り返ると歩いてきた全ルートが見渡せて、とても感慨深いです。

「山頂直下の絶壁と全ルートの景色」
yama102 7.jpg
 
最後の雪庇を越えるといきなり山頂稜線に飛び出ます。山頂は日本海側からの風が強くとても寒かったですが、360度の絶景に登りの苦しさも忘れてしまいました。山頂からは雄大な剣岳や立山連峰も綺麗に見渡せました。

「山頂からの剣岳・立山方面」
yama102 8.jpg


Commented by at 2014.05.26 17:05

本当に、美しい雪稜ルートですね。
空の青さと雪を纏った山襞の対比が、神々しさを感じさせます。
取り付きから山頂まで、長い雪稜が右に左に畝って全部見えるのが凄い!
写真をよ~く見ると、たくさんの登山者が写っていて、人気の高さが伝わってきます。
美しい山行を堪能出来ましたね。

Commented by アコンカグア at 2014.05.27 09:09

涼さん、コメントありがとうございます。
白馬主稜ルートの長く左右上下にうねった雪稜の美しさは、日本屈指かも知れませんね。
好天に恵まれた景色は本当に魅力的です。
山頂直下から登山口付近まで続く雪稜の峰々を見渡せるルートも少ないと思います。
そのため人気が高く登山者も多い為、最後の核心部では、登攀待ちで長時間待機することもあります。
そろそろ雪山の季節も終盤になって来ました。梅雨の季節でもあり登山機会が減るかと思いますが、
夏山に向け、できるだけ美しい景色をお届けできればと思っています。
時々VROpenCafeを覗きにきて下さい。

Commented by ROSA at 2014.05.27 23:11

すごく綺麗な山なんですね。(恐いくらい)
たくさんの方たちが、同じ美しさに魅せられて登るんですね。
短時間で登頂するのは危険だと聴いていましたが・・・
お気をつけてくださいね。

Commented by アコンカグア at 2014.05.28 10:10

ROSAさんコメントありがとうございます。
美しい写真をお届けできて良かったです。こんな綺麗な景色に接する事が出来ると思うと、
山屋としては、やはり登ってみたくなりますね。
短時間登頂のお気遣いありがとうございます。確かに過度のスピードアップによる体力消耗は危険ですね。
今回は自分的には70-80%程度の消耗でしたので問題はなかったかと思います。
さらに自分たちの能力を良く知っているプロ登攀ガイドが同行しており、彼が常に情況を判断してくれるので
安心です(^^)
しばらくは、雪山と夏山の端境期で山行きが少なくなるかも知れませんが、出来るだけ綺麗な写真を
お届けできるようにします。
時々、VROpenCafeを覗きに来て下さいね。

Commented by アウトサイダー at 2014.06.16 12:12

こんにちわ
今回はドキドキするような雪道ですね。
東京の積雪時に、自身の足跡しかない状態がキレイで嬉しいと思う感覚に似ているでしょうか?(乏しい例えで比較にならないと思いますが)

私にとって、非日常の様子を拝見し、擬似体験です♪
また次回を楽しみにしております。
お気をつけ願います。

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