7月上旬に群馬県にある日本百名山・武尊山(ほたかやま:2158m)に登ってきました。武尊山の由来は日本武尊(やまとたけるのみこと)の東征の故事によるものとされているそうです。今回は武尊山牧場キャンプ場側の登山口を利用しました。梅雨明け前で曇りがちの天候でしたが、登山口から中腹にかけて沢山の高山植物の花を楽しめました。
登山口近くには水芭蕉が自生していました。
中腹まではブナやミズナラなどの広葉樹の森が広がります。霧に包まれた静かな森に、とても心癒されます。
稜線ではキバナシャクナゲが満開の花をつけて待ち受けていました。
山頂直下は急な岩場が続きます。露で濡れた滑りやすい岩場は、鎖を使って慎重に登ります。
山頂に近い高層湿原には大きな池塘があり、とても幻想的です。
山頂の手前には、日本武尊の大きな像が安置されています。思わず登山の安全をお祈りしてしまいます。
山頂は霧に覆われ眺望は望めませんでしたが、下界の暑さとは程遠い20度を切る涼しさでした。