ゴールデンウィーク後半に奥秩父の笠取山へテント泊で行って来ました。直ぐ近くには百名山の甲武信ヶ岳がある為か、静かで落ち着いた趣の山でした。
登山口から暫くは、新緑の唐松林が続きます。青空とのコントラストがとても綺麗です。
笠取山一帯は多摩川の水源となっており、登山道に沿って水源の一つである小川が流れています。澄み切った水と気持ちの良い水音が、重い荷物で疲れた体を癒してくれます。
水源のせせらぎを登りきると、明るく開けた熊笹原の雁峠に出ます。峠からは急峻な笠取山を望むことが出来ます。
急な斜面に足を取られ苦労して笠取山山頂に登りきると、奥秩父の山並が目に飛び込んで来ます。登頂の苦しみを一瞬で忘れさせてくれます。
笠取小屋のテン場は木立に囲まれ、明るく静かで気持ちの良い所です。小鳥のさえずりと風の音以外何も聞こえず、とても心が癒されます。
笠取山直下からは、朝日を浴びた南アルプスの山並が見渡せます。美しいだけでなく神々しさも感じます。