10月中旬に、長野県北安曇野と新潟県糸魚川市との県境にある、雨飾山(あまかざりやま:1963m)に登ってきました。ちょうど紅葉真っ盛りで、まさに錦秋の雨飾山を堪能出来ました。名前の由来は、雨や天を祀る山である「アマ山」から来ているという説や、山頂が双耳峰なので両飾山等と呼ばれていたが「両」が「雨」になったという説があると言われています。登山口はJR大糸線、南小谷駅からバスで1時間程の小谷温泉側を使いました。
登山口から1時間程登るとブナの巨木が群生する森になります。ブナの黄葉と抜けるような青空に吸い込まれそうです。
更に1時間程で荒菅沢に出ます。沢沿いの山は真っ赤に染まるような紅葉です。
青空の中に浮かぶ、沢の奥壁となる「布団菱」を囲む赤・黄・緑のまさに錦糸の織物の様な景色に息を飲みます。布団菱の云われは不明ですが、山頂直下の布団を干すのに都合が良さそうな岩壁を土地の猟師たちがそう呼んだとの説もあるそうです。
山頂の手前は笹平と呼ばれる広大な笹原になっています。山頂まで続く伸びやかな晩秋の景色に心癒されます。
雨飾山の山頂からは360度の眺望を楽しめます。北アルプスの白馬三山が手に取るように見えます。また日本海もすぐ近くで、糸魚川の海に浮かぶ漁船も見えます。
山頂から登ってきた方角を見ると、頚城山塊の新潟焼山、奥の火打山とともに紅葉の森が本当に綺麗に見渡せます。
最後におまけ画像です。下山路の谷川のせせらぎには、岩魚が沢山泳いでいます。
早々の更新を有難うございます。
紅葉第2弾ですね。
こちらは全山紅葉。紅葉・黄葉。素晴らしい写真。
歩いていてもこの景色を見れば、疲れもなくなりますね。
また、布団菱…。山の言い伝えは面白い。
紅葉狩りを楽しみたいと思っていたにも関わらず、すでに立冬。。。
忙しいと言い訳にしつつ、こちらの写真で行った気分に浸ろうと思います。
岩魚・・・おいしいですよね♪
アウトサイダーさん、コメントありがとうございます。
今年は紅葉の当たり年だそうで、どこも綺麗なようです。雨飾山も全山紅葉でとても綺麗でした。紅葉を見ると植林で落葉しない針葉樹林とは異なり自然林はとても貴重だと感じます。これからも残していく努力は必要ですね。
涼さん、いつもコメントありがとうございます。引き込まれるような紅葉林を見ていると疲れも吹き飛びます。おっしゃる通り、地名の言い伝えや山岳用語はとても興味深いものがあります。またVROpenCafe見に来てください。
私も9月に安曇野のあたりを旅行しましたが、この青空とアルプスの山々はその時のことを思いださせてくれました。今年は紅葉が遅かったのに、これだけ赤くなっているということは、高い山の上のほうだからでしょうか。10月に北海道にいった時もこれだけの紅葉はみれませんでした。山登りする人の楽しみの一つでしょうね。私も写真と撮るのが好きですが、最後の写真とてもいいですね。
魚の影がとても印象的でした。
ターコイズブルーさん、コメントありがとうございます。
青空と山並み、そこに映える紅葉は、秋山行の楽しみの一つです。
紅葉の時期は短く、タイミングが合えばとてもラッキーです。
美しい紅葉に出会うと、登山の疲れが飛んでしまいます。
このエリアは、国立公園内で漁猟禁止のためか、岩魚ものんびり泳いでいました。
今後とも出来るだけ綺麗な写真を掲載していきます。時々VROpenCafeを覗きに来て下さい。