今回は涸沢から北穂高岳登頂をご紹介いたします。快晴に恵まれ、山頂(3,106m)からは360度の絶景を堪能できました。今年は残雪が多く、涸沢小屋脇の登山路は雪で覆われていました。
北穂高岳は、急峻な岩場や鎖場が続き、なかなか気を抜けません。中腹から見下ろすと、涸沢のテン場が小さく見えます。
苦しい登りの所々に、高山植物が迎えてくれます。華麗な花たちが疲れを癒してくれます。
何度も雪渓を渡り、岩場や鎖場を越えるとやっと北穂高岳の山頂です。好天に恵まれ山頂からは北アルプスはもちろん、南アルプス、八ヶ岳、富士山と360度のパノラマが堪能できました。
すぐ目の前には、穂高連峰の主峰で日本第三位の高峰である奥穂高岳(3,190m)が、岩稜の厳しさとともに堂々たる雄姿を見せています。
反対側に目を向けると、北アルプスのグランドマークである、槍ヶ岳が手に取る様に望めます。西鎌尾根の稜線と、青空に浮かぶ槍穂、残雪のコントラストを見ていると、とても心が癒されます。