長らく「癒し・雲上の楽園」への掲載が滞ってしまいました。週末の天候不順と所用が重なりました。さて今回は3ヶ月ぶりの山行きが、いきなり厳冬期の冬山となりました。場所は八ヶ岳連峰の硫黄岳と天狗岳の間にある夏沢峠と箕冠山(みかぶりやま2590m)です。険しいピークではありませんが、たっぷりのパウダースノーと青空の美しい冬景色を堪能しました。
夏沢鉱泉からの、北アルプスのモルゲンロート(朝焼け)の絶景です。これ程綺麗に見える事はひと冬で何度もありません。この絶景を見られただけで今回来た甲斐がありました。本当に心癒されます。
夏沢峠に向かう登山路は、例年に比べ雪が多く感じました。たっぷりの雪を纏った木々が美しいです。
夏沢峠から見上げた、猛烈な雪煙を舞い上げる硫黄岳です。硫黄岳に向かって40分ほど腰までつかる新雪と格闘しました。トレースがない事と上部は更に風が強いため、途中から引き返してきました。多分当日は、このルートでの硫黄岳登頂者はいなかったのではないでしょうか。
ルートを急遽、箕冠山に変更しました。遠く浅間山方面が綺麗に見えます。
尾根に上がり振り返ると、平坦な山頂の硫黄岳・険しい山容の阿弥陀岳が迫ってきます。奥には南アルプスも見え、雄大な雪山景色を堪能できます。
箕冠山の山頂付近からは、お隣の天狗岳と遠くには北アルプスが見渡せます。天狗岳の山頂には別ルートからの登山者が小さく見えます。
たっぷりの雪をかぶった美しい針葉樹林帯が目を楽しませてくれます。日本離れした景色にカナダにでも来ているのかと錯覚してしまいます。
以上