昨今、自動車(自動二輪含む)の免許を取らない若者が多い中、学生の時に中型二輪免許を取って以来、大型二輪免許を取得するため約25年振りに教習所に通うことを決意したのでした。
きっかけは、昨年10月にオランダに出張に行った際に街中にあったバイクを見てからドンドン取りたい気持が強くなったのです。
この写真のバイクが私を虜にしたイギリス製のメーカー:トライアンフのスラクストンと言う名のバイクなのです。街中に溶け込むようにマッチしていたのを憶えています。
教習所は、家からも駅からも近い場所にしましたが、そこは、芸能人が通うことでも有名らしく私も何人かと遭遇しました。(お笑い芸人の“インパルスの堤下さん”と同じ時間大型二輪の教習を受けました。)
教習所へ行ってビックリしたのが、当然といえば当然ですが、ほぼ20代の若者だらけだったこと。私のような50歳に手が届く人はいませんでした。
ここからは、私が苦労した点についてご紹介します。
私の場合は、普通免許と中型二輪を取得していましたから学科教習は免除され技能12時間のみでした。主に技能では、以下の項目があります。
■ 急制動:一定の速度からブレーキをかけ速やかにとまる。
■ 一本橋:幅30cm、長さ30mの鉄板の上を10秒以上かけて渡る。
■ スラローム:ポールの間をハンドルとアクセルワークでスムーズに通過する。
■ その他:S字、クランク、坂道発進、交通ルールに基づいた運転等々
なかでも苦労したのが、下の写真にある一本橋とスラロームです。
一本橋は、バランスを崩して何度も落ちました。スラロームは、左右にバイクを傾けながらアクセルワークでバイクをおこすことを繰り返すのですが、リズムよくアクセルを上手く使えなくてパイロンをよく倒しました。克服するためによく言われていることですが、
一本橋では両膝でタンクをしっかり挟んで(ニー・グリップ)バイクと体が一体化するように安定させます。視線は平均台の出口付近におき、出口に近づくにつれて先の方にむけるようにします。ハンドル操作は早めに小さく行い、バランスを修正し、ふらつくときは少しアクセルを回すようにします。できるだけ近くと遠くを繰り返し見ながら確認をしていくと良いでしょう。
スラロームでは上半身はずっと真っ直ぐにしたまま、頭を中心に下半身を思い切りひねりこむようにしてアクセルオフで車体を倒し、オンで立て直し起こします。スロットルは、障害物の手前でいったん戻し、障害物をすぎる直前にスロットルをわずかに強く回します。スラローム・コースでは、ハンドルをきるのではなく、マシンを傾けることによりカーブを曲がります。
私のようにかなり苦労しながらも、教官の優しい指導の下、毎週日曜日の教習所は、日に日に通うのが楽しくなりました。バイクに乗れば乗るほどもっと乗りたい、もっと上手くなりたいとの想いが強くなっていったからだと思います。
免許を取得をした今は、ヘルメット、グローブと少しずつ揃え、数年後には自分のバイクを購入したいと考えています。
皆さんもいろんな事にチャレンジしてみましょう!
No55
すごい!
以前、中型に乗っていましたが、通常の路面以外が怖くて降りてしまいました。
友人から大型の方が安定感があるから扱い易いと聞きましたが、いかがでしょうか?
目標を持って挑戦することを見習い、自分もなにかに奮起したくなりました。
がんばってください
アウトサイダーさん、コメント有難うございます。
大型二輪は、あり得ないくらい重いですよね。ですから、腕の力で制御は無理です。基本、力を入れなくても車体が倒れ、曲がる構造を覚えることで乗り方も扱い方もかわることを教習所で学びました。慣れると楽しさが増すんですよね。ご参考まで。