国内外の政治動向について「正確な情報を知りたい」|アンケートモニター調査結果から気になる数字をピックアップ

twitterでシェアするfacebookでシェアするgoogle+でシェアする
ビデオリサーチ オープンカフェ
現在実施中の調査調査にご協力いただく皆様へ今月の数学とっ撮り食堂(仮)M(みんなの)ランキングタレント度診断
その他のメニュー

今月の数字

会員ログイン
インデックスへ

国内外の政治動向について「正確な情報を知りたい」

今年就任したトランプ米大統領。さまざまな言動が、毎日のようにメディアを賑わせています(それをきっかけに、政治が気になり出した方もいらっしゃるかも...)。ビデオリサーチの『全国新聞総合調査』では、媒体としての新聞について、みなさまの実態を明らかにすることを主な目的として「政治」「経済」「社会情勢」などについて多くの質問をさせていただいています。そこで今回はこの『全国新聞総合調査』から、「国内外の政治動向」についてみなさまのお考えをお聞きした結果をご紹介したいと思います。

graf_1703_01.jpg

もっともスコアが高いのは「正確な情報を知りたい」で、個人全体で56.1%。最近は「フェイクニュース(嘘の報道)」なども話題になっていますが、やはり、政治に関する情報においては何よりも「正確さ」が求められているようです。次いで「新しい情報を知りたい(40.4%)」「詳しい情報を知りたい(28.3%)」と続いており、まとめるなら「正確で新しい情報を詳しく知りたい」ということに。なお、13ある設問のうち、唯一ネガティブな回答である「(国内外の政治動向についての情報は)自分には必要ない」は、10.8%という結果でした。


次に、このデータを「正確な情報を知りたい」を性年代別で掘り下げてみると、どんな結果が見えてくるでしょうか?

男女間の差は少なく、年代が高いほど関心度アップ

graf_1703_02.jpg「正確な情報を知りたい」と回答した方のうち、男女間の差はほとんどありません。年代が高いほどスコアが高くなっています。目立つのは、15-19歳の若年層(男女計)のスコアが際立って低いこと。中・高・大学など学生が多いとはいえ、だいぶほかの年代との差があります。では若年層は、本当に「政治離れが進んでいる」のでしょうか?

10代の政治動向への関心を詳しく見てみると...

13の設問のうち、主だった8つの設問について、個人全体と10代のスコアを比べてみたのが、下のグラフです。


graf_1703_03.jpg確かに10代のほうが、全般的にスコアが低い傾向にあります。しかも、ネガティブな回答である「自分には必要ない」は、逆に29.0%と個人全体の約3倍です。ただ、先ほどご紹介した「正確な情報を知りたい」もほぼ同スコアの30.9%あるわけで、一概に「政治への関心が低い」とは言い切れない気もします。さらに、「知識や教養が高まる」「仕事や勉強に役立つ」といった項目では、個人全体よりも高いスコアとなっています。このスコアから、何をどう解釈するか? 意外といまどきの若い人たちの政治への関心は、低くないのかも!?

parts_1703_01.png「世論調査」について

parts_1703_02.png「世論調査」の信頼性について

今回の分析から、みなさんが政治について「正確な情報を知りたい」と思っていらっしゃることがわかりました。政治に関しての情報の一つに、新聞社・テレビ局・官庁などが実施している「世論調査」がありますが、この機会に調査に携わるものとして、世論調査についてお話をさせていただきます。

※テレビのバラエティ番組等で使われている「新橋のサラリーマン100人に聞きました」などは、ここで言う「世論調査」には含まれません。これらは娯楽的なものとして楽しんでください。

結論から先に言います。

新聞社・テレビ局・官庁などが行っている「世論調査」の多くは
調査としての信頼性が保たれています

その理由は「調査の正確さ」にあります。このような調査の正確さは主に、

○標本抽出法・・・調査をお願いする方々をどのような方法で選んでいるか
○サンプル数・・・調査にご回答いただいた人数
○調査方法
○設問の書き方

で決まってきます。多くの「世論調査」の標本抽出法は、ビデオリサーチの『全国新聞総合調査』でも用いられている「RDD(Random Digit Dialing)」という方式で、無作為に電話番号を抽出しアンケートを行う方法です。この「無作為」というところがポイントで、偏りのないさまざまな方々のご意見が反映できます。

parts_1703_02.png「世論調査」の見方

「世論調査」のデータが発表される場合、そのほとんどでこれらの標本抽出法・サンプル数などの情報 (【調査設計】といいます) が記載されています。新聞では1面に結果の要約が、別の紙面にすべての設問と結果、さらに調査設計が記載されていますし、テレビ局の場合はホームページに掲載されています。これらをご覧になって、標本抽出法が無作為であれば一定の信頼性があり、かつサンプル数が多いほど誤差が少なく正確さが増すとお考えいただいて差し支えありません。また「設問」自体も記載されていますから、こちらもご覧になることをおすすめします。

調査結果の数字というものは「世論調査」のような信頼性・代表性の高いものから、娯楽として楽しむべきカジュアルなものまでさまざまですが、ある数字やそれに対する解釈をご覧になったとき、できれば、その数字の出どころを調べたり、調査設計などを確かめ、ご自身でその数字の意味をお考えいただければ、結果としての数字に込められた意図などが少しずつ見えてくるのでは、と思います。

調査名:全国新聞総合調査
調査時期:2016年 1-2月
調査地区:全国
標本抽出法:RDD法
有効標本数:男女15-69才個人全体(N=28,990)
インデックスへ